賢い英語教室の選び方

ビンバンブンクラブが倒産したと、ある掲示板で知りました（2005.11）。
3年先の分30～50万位を一括払いで支払った方々もたくさん
いらっしゃるとのこと。
一括払いの場合、返金は難しいらしいですね。
被害者の方々のお気持ちをお察し申し上げます。

手元の宣伝チラシによりますと、ビンバンブンクラブは
2歳以上対象の子ども英会話教室でした。
講師が自宅に来てレッスンをしてもらえることが、最大のセールス
ポイントだったと思われます。

マンツーマンレッスン料金が13,000円/月。
1回45分、年間44レッスン。
教材は、ＣＤ、お話絵本、録音機能付プレーヤー、音声カードなど。
送迎・年会費・教材費不要で人気があったようです。

チラシには、一括払い30～50万円？の詳細は一切書かれて
いません。これが、まさに怪しかったように思いませんか？
つまり、本来の英語教育よりも...
お金をもうけることが狙い、というのがありありです。

世の中には、教　材　販　売　が　メ　イ　ン　である
英語教室があることをぜひ知っておいてください。
「あそこは、教材を売るための英語教室だからね。」なんて
いう会話が業界で交わされていることが多いのです。

例えば、3歳から小学校6年生まで使える教材を入会時に
約15万円購入させられる全国展開の英語教室があります。
教材のメインは、リピートカードマシーンとカードです。
教材販売が目的だと感じませんか？！
どうして発達段階が明らかに違う3歳から小6まで
同じ教材を使い続けるのでしょうか。

また、教材費不要の英語教室も少なくありません。
でも、お月謝をよく見てください。
ちゃんと割高なお月謝に含まれているではありませんか？

ある全国展開の有名英語教室は、月謝が5,250円。
教材費が年間19,000円です。
1回40分、年間43回レッスン。
上記を足すと、年間総費用は、82,000円です。

ビンバンブンクラブはどうだったでしょうか。
教材費が無料なので、安いように勘違いしますが、
単純に計算すると、月に13,000円ｘ12ヶ月＝年間156,000円！

上記とは74,000円も差があります。
ビンバンブンクラブは、家に来てくれるとはいえ、教材は
無料レンタルですから、手元に残らないのです！
教材費には、頭が痛いとおっしゃる方もいらっしゃるかも
しれませんが、教材は必ず手元に残ります。

済んだ教材は、一度きりにしないことです。
1年間習ったことは、しばらくたってからインプットしてあげると
脳への定着も大きくなります。
一度やったことですから、再現する際に、子どもに「できる！」
という自信を与えます。

兄弟がいれば、もう一度使え無料になる場合もありますし、
終わったら、オークションに出品する手だってあります。
今回の「事件」で、英語教室選びについて考えさせられた
のではないでしょうか。

やはり、月謝制の英語教室を選ぶと安心でしょうね。
教材は、中身もしっかりチェックしてください。
年間8,000円？安いですね。。。
教材の種類・質はどうですか？

ＤＶＤ、ＣＤ、テキスト、宿題...
ちゃんとそろっていますか？
目から耳から、読み書き、バランスよく習得できるような
教材ですか？
総括して年間費用がいくらになるか賢く計算してみましょう。